肝斑治療(シミ治療との違い)
肝斑でお悩みの方におすすめ
- 頬や額に対称的な茶色のシミができて気になる
- 妊娠中や更年期にシミが急に増えた
- 通常のシミ治療をしても効果がない
- 顔のシミが年々濃くなってきている
- 美容施術やスキンケアを頑張っているのにシミが改善しない
- 顔の両側に同じようなシミができている
- 20代後半から50代にかけてシミに悩んでいる
肝斑とシミの違い
実は、「シミ」と「肝斑」は別々のものではありません。
「肝斑」はシミの一種であり、「シミ」は肝斑やそばかすなどの総称です。
一般的に「シミ」と呼ばれているものは「老人性色素斑」という種類のシミです。
図のように、シミはいくつかの種類に分けることができます。
肝斑の見分け方
肝斑の見分け方を教えます!
肝斑の症状の表れ方にはいくつかの特徴があります。
「筆で線や帯をかいたような形」、「小さな逆三角形」、「蝶の羽根」、「地図のような広がり」といったように様々です。
以下のポイントを参考にご自身のシミ・肝斑をご覧ください。
もしかしたら、他のシミを併発していることに気づけるかもしれません。
1.下まぶたの肝斑
目の下にクマのように広がる形の肝斑です。目の下から頬全体まで広がるほど面積が広くなるケースもあり、顔全体がくすんで見えることから改善したいと考える方が多いようです。
2.目尻の肝斑
目尻あたりに、頬骨に沿って現れる小さ目の肝斑です。頬の一番高いところであるため紫外線を受けやすく、日光黒子も同時に発症しやすい場所です。
3.口元、眉上の肝斑
鼻下や眉間など顔の中心に現れる肝斑です。症例としてはあまり多くありませんが、日光黒子と間違えやすいので要注意です。
肝斑とシミは治療法が異なります
肝斑は刺激を与えると悪化する恐れがある為、治療法の選定が非常に重要です。
肝斑とシミが混合していたら肝斑を先に治療しましょう
レーザー治療は肝斑に強い刺激を与え、メラノサイトを活性化させてしまい、症状を悪化させる可能性があります。
肝斑は刺激に敏感で、通常のレーザー治療では炎症を引き起こしてしまうので、レーザーでのシミ治療を行う前に肝斑治療を行うことで悪化を防ぐことができます。
肝斑の判断は難しい為、必ずカウンセリングから受診しましょう。
マリアクリニックの
肝斑治療の施術メニュー
シミの治療法は複数ございます。
それぞれを見込める効果とともにご紹介します。
光(IPL)治療
光治療は、IPLという光を照射して肝斑を改善する治療法です。
肝斑は肌の深い層にある「真皮層」で発症します。 光治療では、光の波長を治療する症状に適した出力に調整できるため、真皮層で発症している肝斑にダイレクトに光を当てることが可能です。
また、光治療は様々な肌トラブルにもアプローチが可能です。 お肌のお悩みを複数抱えている方は、ぜひ光治療を検討してみてください。
施術時間 | 30分 |
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ダウンタイム | ほとんどなし |
金額 | 1回 28,600円 |
ポイント |
マリアクリニックでは光治療の効果を高めるため、光治療の施術をご希望の方にはセットでイオン導入(4,400円相当)も無料で行っております。 肝斑治療に相乗効果の高い「トラネキサム酸」を浸透させ効果を高めます。 |
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングはシミ・肝斑治療に有効なターンオーバー(新陳代謝)を促す作用があります。 古い角質を取り除くことでシミ・肝斑の原因であるメラニンの除去を行います。
施術時間 | 60分~90分 |
---|---|
ダウンタイム | ほとんどなし |
金額 | 1回 16,500円 |
ポイント | マリアクリニックでは治療効果を高めるため、ケミカルピーリングの治療の施術をご希望の方にはセットでイオン導入(4,400円相当)も無料で行っております。 |
内服薬
シミの内服薬は世に数々出回っており、値段も効果もそれぞれ。
「できれば続けやすい価格のものがいいな」
「値段が高いほど効果があるのかな?」
など悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
ここでは、当院で肝斑の患者様に処方している内服薬やサプリメントをご紹介します。
トランサミン(トラネキサム酸)
トランサミンの主成分であるトラネキサム酸は、メラニンの活性因子である「プラスミン」を抑制することで、肝斑を薄くする効果があります。
肝斑の発症原因として密接な関係があると考えられている「女性ホルモン」とは別の角度から、肝斑へアプローチを行います。
薬品名 | 量 | 金額(税込) |
---|---|---|
トランサミン 250mg | 90錠 | 3,300円 |
トランサミン 500mg | 90錠 | 4,400円 |
シナール
シナールはアスコルビン酸(ビタミンC)とパントテン酸カルシウムを主成分とした内服薬です。
シミ・肝斑を緩和するだけでなく、肌の状態を良好に保つことができるため、シミやニキビができにくくなります。
ただし、速効性があるものではなく、薄い肝斑でも効果が目に見えて分かるまでには約半年ほどかかります。
薬品名 | 量 | 金額(税込) |
---|---|---|
シナール錠 | 90錠 | 1,980円 |
クリスタルトマト
「クリスタルトマト」とは、白いトマトが原料の肌質改善サプリメントです。
この白いトマトは、美白目的のためだけに栽培されている特別な品種で、妊娠中の方も服用いただけます。
主に飲む日焼け止めとして使用されており、紫外線対策になることからシミ・肝斑の予防におすすめです。
1日1錠飲めば24時間効果が持続するため、服用を続けやすいのが人気の理由のひとつです。
薬品名 | 量 | 金額(税込) |
---|---|---|
クリスタルトマト | 1錠 | 14,850円 |
外用薬
外用薬も内服薬と同様に様々な種類があります。
「調べるほど選択肢が増えてどれを選べばいいかわからない」
「妊娠してるからむやみやたらに薬を使うのが怖い」
などと、いざ薬を手にするとなると迷ってしまう方もいらっしゃるかと思います。
ここでも内服薬と同様に、当院で肝斑の患者様に処方している外用薬をご紹介します。
トレチノイン
「トレチノイン」は、肌のターンオーバー(新陳代謝)を促し、肝斑の原因であるメラニン色素を外に押し出す効果があります。
そうすると肌の内部にあるメラニン色素が減少するため、肝斑の色素が薄くなるという仕組みです。
トレチノインは、肝斑と併発する可能性がある老人性色素斑の方にも処方する場合がございます。
ただし、妊娠中や妊娠予定がある方は使用できません。
薬品名 | 量 | 金額(税込) |
---|---|---|
トレチノイン 0.05% | 5g | 5,500円 |
トレチノイン 0.1% | 5g | 6,600円 |
メラノキュア(ハイドロキノン)
「メラノキュア(ハイドロキノン)」は、メラニンの土台となるチロシンを成長させるチロシナーゼの活性を阻害する効果があります。
メラニンが生成される過程を阻害できるため、新しい肝斑ができるのを防ぐことがメインとなります。
シミ・肝斑治療のひとつの方法として、先述した「トレチノイン」で今あるメラニン色素を除去し、「メラノキュア」で新しいメラニン色素ができないようにする、というのもおすすめです。
薬品名 | 金額(税込) |
---|---|
メラノキュア【ハイドロキノン】 | 4,400円 |
マリアクリニックの
シミ・肝斑治療はここが違う!
\ Point. 1 /
費用を抑えてシミ・肝斑を治す方法
誰でも無駄な費用をかけずに肝斑を治したいですよね。
安城・豊田マリアクリニックでは、肝斑に最も適した治療法をご提案し、費用を抑えつつ肝斑を治療する方法をご提案させていただいております。
当院では、豊富なシミ治療の経験を持つ医師が、お一人おひとりのシミの種類を正確に判断します。
また、肝斑だけでなく、複数のシミが混在している場合等の複合的に改善できる治療もご用意しておりますのでお気軽にご相談ください。
\ Point. 2 /
カウンセリングで悩み要因をしっかり追求
安城・豊田マリアクリニックは、患者さまお一人おひとりの状態に適した診断を行い、症状に正しく対処しています。
「今まで肝斑がうまく改善しなかった」「これって肝斑ですか?」など様々な質問にお答えできるよう質問しやすい雰囲気を整えておりますので、お気軽にご相談ください。
肝斑治療は継続が大切な治療が多いですが、患者さまの70%が継続的にご利用いただいております。
ぜひ一度、無料カウンセリングにお越しください。%の患者さまがリピーターの方です。
\ Point. 3 /
副作用の少ない治療をご提案
安城・豊田マリアクリニックでは、安心して治療していただけるようにダウンタイムや副作用が最小限で、治療後もすぐに通常の生活に戻れる施術をご提案しています。
また、肌に負担をかけることなく効果が持続する施術を重視しており、一時的な結果ではなく、肌の本質的な改善を目指した施術をご提案しております。
覚えておこう! 肝斑の予防策
紫外線対策
紫外線は肝斑を含む多くの肌トラブルの要因です。肝斑がある方は、日焼け止めの使用に加え、ビタミンCの摂取が効果的です。
ビタミンCが紫外線対策に有効な理由
・メラニン生成を抑制
・活性酸素を除去する抗酸化作用
・色素沈着を防ぐ効果
ビタミンCはメラニン生成の促進を抑制し、肝斑の悪化を防いでくれます。
保湿対策
肌の乾燥はバリア機能を低下させ、紫外線の影響を受けやすくしてしまいます。効果的な紫外線対策には適切な保湿を行うことも重要です。
保湿のポイント
・日焼け止め使用前の保湿
・日焼け止め除去後の保湿ケア
ストレス対策
ストレスは肝斑の発症要因の一つとされています。
効果的なストレス対策には
・運動や趣味への没頭
・深呼吸などのリラックス法
・ストレス源の特定と解決
肝斑の存在自体がストレスとなり、症状を悪化させることもあるため、早期の適切な治療を行うことも、心理的ストレスの軽減にも繋がります。
肝斑以外のシミってどんなもの?
冒頭で述べたように、シミはいくつかの種類に分けられます。
「このシミはなんだろう……もしかしたら肝斑かな?」というように、自身にシミがあることを認識していても、具体的にどのようなシミに分類されるかという絶対的な確信はない方がほとんどでしょう。
シミは種類によって適切な治療法が異なります。
特に肝斑は他のシミを併発している可能性があるため、治療には細心の注意が必要です。
シミ・肝斑を悪化させずに治すためにも、肝斑以外のシミの概要も簡単に知っておきましょう。
老人性色素斑(日光黒子)
老人性色素斑とは、40代以上で発症するケースが多い、薄茶色で表皮との境界がはっきりとしたシミです。
肝斑との違いは、基本的には左右対称にシミが表れない点です。
濃い老人性色素斑の近くに、薄い肝斑が広がっている場合がございます。
そばかす
そばかすとは、丸くて小さなシミです。
頬や鼻に多数できるのが特徴で、顔だけでなく首や肩にまで及ぶこともあります。
幼少期から思春期にかけて発症することがほとんどで、色白の方に多く見られます。
対称性真皮メラノサイトーシス(ADM)
対称性真皮メラノサイトーシスは、頬や額などに散在的にできるシミです。
色素が表皮ではなく真皮に沈着するため、正確にはあざに分類されます。
左右対称にシミが表れるのも特徴のひとつです。
肝斑との区別が難しく、併発している可能性もございます。
炎症後色素沈着
炎症後色素沈着は、ニキビやかぶれなどの肌トラブルが色素沈着したことにより生じる、褐色のシミです。
顔に限らず全身にできる場合もございます。
シミの正確な自己判断は至難の業
ここまで5つのシミについて解説いたしましたが、いかがでしょうか。
人によっては、複数のシミを併発している可能性があるため、自己判断でシミの種類を正確に判断するのは難しいでしょう。
シミ・肝斑治療の第一歩である「今あるシミの種類を知る」ためには、医療機関できちんと診断してもらうと安心です。
診断結果をふまえて適切な治療法を選べば、「市販薬を使ってみたらかえって症状が悪化した」「自分なりに調べていろいろ試してみたが治らない」などの、余分な時間・費用をかけずに済みます。
シミや肝斑ができると「とりあえず何かしなきゃ!早く治したい!」と焦ってしまいますよね。
シミを短期間で治すためにも、まずは症状の原因を明確にすることから始めましょう。
シミ・肝斑のご相談はマリアクリニックへ
市販薬などで症状が緩和したとしても、シミ・肝斑は再発する可能性がございます。
「せっかく治ったと思ったのにまたシミができた……」という事態は、是が非でも避けたいですよね。
マリアクリニックでは「一緒にキレイになっていく」をモットーに、患者様お一人おひとりを長期的にサポートさせていただいております。
あなたのシミの種類をきちんと診断し、再発を防ぐだけでなく、今よりも美しい肌を保てるように最善を尽くします。
まずはお気軽にカウンセリングへお越しください。
肝斑治療のよくあるご質問
肝斑にレーザーがだめなのはどうしてですか?
肝斑が炎症によって悪化する性質があるためです。従来のしみ取りレーザーは強い炎症を引き起こすため、肝斑の症状を悪化させる可能性があります。
安城・豊田マリアクリニックでは、レーザーを使用しない、安全な肝斑治療を行っております。
肝斑は保険適用になりますか?
肝斑の治療は基本的に保険適用外ですが、一部の内服薬は保険適用される場合があります。
例えば、トラネキサム酸内服は肝斑治療の維持療法として頻用されていますが、これは保険適用外です。一方、ビタミンCやビタミンEなどの内服薬は保険が適用される可能性があります。
ですが、独断で内服薬の処方だけと判断すると改善に時間がかかるため、必ずカウンセリングして適した治療、内服薬の処方をしてもらうことが大切です。
肝斑は消えますか?
肝斑を完全に消すことは難しいですが、適切な治療と日常生活の改善により、症状を軽減することは可能です。
日々の生活習慣の見直し、紫外線対策、適切なスキンケア、内服薬や外用薬の使用、そして場合によっては美容医療の利用により、肝斑を薄くすることができます。
肝斑になりやすい人はどんな人ですか?
肝斑になりやすい人は以下の特徴を持つ傾向があります
・30代から50代の女性
・妊娠経験がある女性
・ホルモンバランスの乱れがある人
・紫外線を浴びやすい生活をしている人
・肌に摩擦や刺激を与えやすい生活習慣がある人
日々の紫外線対策やスキンケアで予防はできるので、上記に当てはまる方は日々のケアの見直しから始めると良いとされています。
肝斑の人がやってはいけないことはありますか?
肝斑がある人は以下のことを避けて悪化させないようにすることが大切です。
・過度に紫外線を浴びること
・肌への強い摩擦や刺激
・ストレスの蓄積
・不規則な生活習慣
・適切な医療相談なしでの強力なレーザー治療や化学的ピーリング
記事医師監修
安城マリアクリニック 院長
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
- 経歴
- 1991年 名古屋大学医学部卒業
- 1991年 岡崎市民病院初期研修
- 1993年 岡崎市民病院形成外科
- 1997年 名古屋大学形成外科
- 1998年 豊橋市民病院形成外科
- 資格
- 日本形成外科学会正会員