顔のシミを消すには?治療方法や自力でできる対策
シミを消す方法
顔にできたシミやそばかすは一度気になるとずっと気になってしまうものです。
いつの間にかできてしまったシミを消す方法から予防・対策方法まで美容皮膚科の専門医が解説いたします。
シミの種類と対策方法
シミの種類ごとに対策方法が異なり、誤った対策を行うとかえって悪化してしまうこともあります。
シミによっては治療をしなくては改善しない種類もあるので、注意が必要です。
以下より各対策方法をご紹介いたします。
特徴 | 治療でしか消せないシミ | セルフケアで改善が期待できるシミ | |
---|---|---|---|
老人性色素斑 |
境界線がはっきりしたシミ。 |
〇 |
〇 |
肝斑 |
左右対称の境界がぼやけたシミ。 |
〇 |
△ |
そばかす |
頬から鼻にかけてできることが多い。 |
〇 |
× |
脂漏性角化症 |
イボのような硬くボコッとしたシミ。 |
〇 |
× |
美容皮膚科・クリニックで治療する
シミができてしまったら美容皮膚科・美容クリニックで治療することが一番おすすめです。
カウンセリングでシミの状態を確認して適正なシミ治療を行うことで、健康的なお肌のダメージを最低限に抑えながらシミを改善することができます。
安城・豊田マリアクリニックでは、8種類のシミ治療を揃えており、種類ごと、患者さまのご希望に沿った治療をご提案させていただいております。
シミに効く化粧品を使う
治療ではなく、化粧品でシミを改善したい方は、シミに有効な成分を配合した化粧品を使用しましょう。
セルフケアでシミを改善する場合は、以下のポイントを抑えて化粧品を選ぶことをおすすめします。
美白有効成分を配合している
美白成分と言われているトラネキサム酸、ハイドロキノン、ビタミンC誘導体が含まれている化粧品を日々のスキンケアに取り入れるとシミが薄くなってきたり、できにくくなります。
ただ、即効性は無い為、日々の継続が大切です。
使いやすいものを選ぶ
シミのケアは継続は大切なので、使いやすいものを選ぶことが大切です。
工程が多く大変で続かないなど無いよう、ご自身の気に入ったものを見つけることをおすすめします。
メイク・ファンデーションでシミを隠す
すぐに何とかしたい!忙しくて治療が難しい!という方はメイクでシミを隠すのがおすすめです。
根本的な解決とは異なりますが、手っ取り早く隠すことができます。
自力で対策できるシミ
スキンケアで対策できるシミとそうでないシミがあります。
完治は難しいですが、改善・今後の予防ができるシミがあるのでご紹介いたします。
老人性色素斑
(ろうじんせいしきそはん)
老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)は皆さんが想像するシミのことです。
老人性色素斑は、加齢や紫外線による肌のダメージが原因でできます。
長年の蓄積によってできるシミの為、改善は難しいとされています。
ですが紫外線対策などで予防ができるので、発生させない予防・対策が大切です。
自分で治す方法
加齢に伴い、メラニン色素が蓄積されていくため、自力で治すのは難しいシミになります。
必ずクリニックで治療を受けることをおすすめします。
予防方法
加齢によるホルモンバランスの乱れ・紫外線により発生がしやすい為、以下のポイントを守ると予防ができます。
紫外線対策
夏は特に日差しが強いですが、紫外線は1年中発生しているので季節問わず日焼け止めを塗って対策を行いましょう。
日傘や帽子もおすすめです。
規則正しい生活をする
不規則な生活をすることでターンオーバーも乱れていき、メラニンを体外へ排出する力が衰えていきます。
その為、バランスの取れた食事、8時間以上の睡眠、適度な運動を心がけて過ごすことが大切です。
肝斑(かんぱん)
肝斑ができるメカニズムは分かっていませんが、女性ホルモンが関係あるとされています。
女性ホルモンが減少し始める3~40代から発症することが多いですが、60代以降には自然と消えることもあるシミです。
ただ、今すぐ少しでも改善したい!という方は日々のケアが大切になっていきます。
自分で治す方法
完全に消すことは難しいですが、肝斑特有のモヤモヤした境界線が目立ちにくくなったりメイクで隠せるくらいになったりと改善の見込みはあります。
その為には、美白化粧品にも含まれているようなトラネキサム酸やビタミンC、ビタミンE、ビタミンB6を内服薬として接種したり、スキンケアに取り入れることで改善されやすくなります。
予防方法
予防として以下を気を付けることが大切です。
紫外線対策
季節問わず日焼け止めを塗る、日差しが強い日は日傘や帽子で日を避けることを意識して過ごすことが大切です。
ホルモンバランスを整える過ごし方
8時間以上の睡眠を取る、抗酸化作用のある食品や、タンパク質・ビタミンを積極的に取る食事、適度な運動がホルモンバランスを整えるのに必要とされています。
日々忙しい現代なので難しいこともありますが、無理をせず一つずつ取り入れてみることをおすすめします。
自力で対策できないシミ
シミは紫外線によってできるイメージですが、遺伝的なシミも存在します。これは対策しきれなかったり、誤った方法で行うと悪化してしまう可能性もあるため、クリニックで治療をすることをおすすめします。
そばかす
そばかすは幼少期から存在することもあり、遺伝も関係しているとされています。
そばかすの元であるメラノサイトはメラニンを過剰に発生させる要素の為、紫外線で悪化させてしまうことがあります。
その為、そばかすを取るなら治療、悪化させたくない場合は正しい予防を行うことが大切です。
治療方法
そばかすは小さく広範囲にわたって発症することが多い為、均一に照射ができる治療法が適しています。
安城・豊田マリアクリニックでは、フォト美肌フェイシャルという治療法で、お肌の内部に根付いているそばかすまでIPLという光でアプローチをかけてそばかすを消していきます。
光治療は広範囲にわたって照射するため、光の強さを調整して行わなくてはなりません。その為治療回数を重ねて徐々に薄くして消していくことが重要です。
予防方法
遺伝的な部分があるため、悪化させない予防が必要です。
やはり紫外線対策が重要になっていきます。季節・天気に関わらず日焼け止めを塗ることを意識して過ごしましょう。
また、そばかす予防に効果がある栄養素を取り入れることも効果的です。
ビタミンC、ビタミンE、L-システイン、βカロテン、ポリフェノール、ミネラルなどを取り入れることをおすすめします。
食事では、ブロッコリー、ほうれん草、カボチャなどを取り入れたり、難しい場合はサプリメントで摂取すると良いでしょう。
脂漏性角化症
(しろうせいかくかしょう)
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)は、長年日光にさらされることにより、皮膚の細胞の遺伝子に異常が起こり発症します。
ぼこっと盛り上がったシミでメイク等では隠せないことが多いです。
細胞に影響しているシミの為、イボ薬などを使用して自力で取れたとしても、細胞は残ったままになってしまいます。
その為、必ずクリニックで取ることが大切です。
治療方法
脂漏性角化症は1つひとつが目立つので、ピンポイントで取れるレーザー治療を推奨しております。
安城・豊田マリアクリニックでは、CO2レーザーを使用して治療を行います。
メスは使用しないので跡になってしまう心配もありません。
予防方法
紫外線が皮膚の細胞に異常をきたしてできるシミの為、紫外線対策を徹底することが大切です。
職業柄外にいる時間が多い方やスポーツをしていた方が年齢を重ねた時に発症するケースもあります。
その為、日々の日焼け止めはもちろんですが、長時間外にいることが多い方は帽子や日傘、難しい場合は日焼け止めをこまめに塗り直したり、アームカバーなどで部分的に隠すなど工夫して対策を行いましょう。
確実・安全にシミを消すなら
美容皮膚科がおすすめ
対策できるシミも紹介しましたが、やはり自力でシミを無くすことはほぼ不可能といえます。
少し薄くなったかなと実感はできるものの、それまでには多くの時間を費やす必要がございます。
美容皮膚科での治療なら、シミに合わせた的確な治療でシミを消すことができるので確実にシミを消すということであれば、「治療をする」ことをおすすめいたします。
安城・豊田マリアクリニックで
受けられるおすすめ治療メニュー
当院では、シミに合わせた治療はもちろん、患者さまのニーズに合わせて治療が行えます。
CO2レーザー(シミ取りレーザー)治療
高温の熱で一気に老人シミやいぼを除去する治療です。CO2レーザーは、炭酸ガスレーザーとも呼ばれ、水に吸収されやすい性質を持っているレーザーが搭載されています。
このレーザーを水分を多く含む皮膚に照射すると、一瞬で熱が発生し、その熱でシミやいぼを除去します。
ピンポイントで照射できるので周囲の皮膚への影響を抑えて治療することができます。
また、施術時間が短いのも嬉しいポイントです。
レーザーフェイシャル治療

ロングパルスアレキサンドライトレーザーという医療レーザーを使用してシミを取ります。
シミを取るだけでなく、レーザーの熱刺激により、皮膚の真皮層でコラーゲン生成が活発化してハリも復活させます。
複合的な美肌効果も期待できる治療です。
フォト美肌フェイシャル(IPL)治療

IPLはレーザー光よりもやさしく、様々な種類の光が集まった幅広い波長の光で、特にシミの原因であるメラニン色素にダメージを与えてシミを消していきます。 また、IPLを真皮に照射することでコラーゲンを生成する真皮層の肌細胞が活性化し、シミだけでなく、赤みや毛穴の開き、小じわなど複数の肌トラブルの改善も同時に期待できます。
ケミカルピーリング治療

日焼けでダメージを受けた肌が、シミを生成するのを防ぐ治療法です。
お肌のターンオーバーを促進する治療には、ケミカルピーリングが最適です。ケミカルピーリングは酸によって古い角質を取り除き、皮膚の新陳代謝を促す治療です。メラニンの除去だけでなく、ニキビやお肌の汚れにも効果があります。
シミを消すなら
安城・豊田マリアクリニックへ!
安城・豊田マリアクリニックでは、シミ・しわ・たるみ治療を中心に行っている美容皮膚科・美容外科です。
美容が好きな方はもちろんのこと、美容治療が初めての方でも通えるよう、豊富な治療・プランをご用意しております。
小さいシミだから、、、。小さい大きい関係ございません。少しでも気になったらお気軽にご相談ください。
「いくつになっても、鏡を見るのが楽しい、自信をもって笑顔で笑える」
そんなキラキラ輝く女性の美容のサポートをいたします!
よくある質問
シミ消しクリームは本当に効くの?
シミ消しクリームはシミを「消す」ことはできません。
継続的に使用することで、シミの元であるメラニンを抑制して予防することを用途としています。
自力でシミを消すのはほぼ不可能に近い為、クリニックへご相談いただけますと幸いです。
シミ取りは皮膚科と美容外科どっちが良いの?
保険適用の皮膚科で取れるシミは、太田母斑や扁平母斑など決まっております。また使用するレーザーの種類や保険適用になる回数も決まっておりますので、治療方法を選びたい方、保険適用でないシミを改善したい方は、美容皮膚科を受診することをおすすめします。
記事医師監修

安城マリアクリニック 院長
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
- 経歴
- 1991年 名古屋大学医学部卒業
- 1991年 岡崎市民病院初期研修
- 1993年 岡崎市民病院形成外科
- 1997年 名古屋大学形成外科
- 1998年 豊橋市民病院形成外科
- 資格
- 日本形成外科学会正会員